2022年03月26日

初心者にもわかりやすい!ブレーキパッドの交換時期やかかる費用・選び方を解説

ブレーキは車の安全を守るための、もっとも需要なパーツといっても過言ではないものです。なかでもブレーキパッドは消耗品であることから、定期的な交換がかかせません。

そこで今回は交換時期の目安や、交換にかかる費用、目的に合わせた選び方について詳しく説明します。

1.ブレーキパッドとは?

ブレーキはディスクブレーキとドラムブレーキの2種類にわけられ、多くの車がディスクブレーキを取り入れています。そのディスクブレーキを構成する部品のひとつがブレーキパッドです。タイヤとともに回転するディスクローターに、ブレーキパッドを押しつけることによって摩擦が発生し、車が停車するという仕組みです。

これらディスクブレーキは、主に軽自動車と1000ccまでが2輪のみ、それ以外はほとんど4輪ディスクです。日々摩擦によってすり減っていくブレーキパッドですが、交換をしなかった場合ブレーキの効きが悪くなり事故が起こってしまう可能性があります。

2.ブレーキパッドの交換時期

安全な走行を守るためにかかせないブレーキパットの交換ですが、いつ交換するのがよいのでしょうか。ここではその目安となる4つのポイントを解説していきます。

2-1. ブレーキパッドの厚みが5mm以下の場合

新品のブレーキパッドの厚みは、約10mmとされています。これらが5mm以下になってしまったときが、そろそろ交換を検討する合図です。3mm以下や2mm以下になってしまった場合は、ブレーキの効きに問題が生じる可能性が高くなるため一刻も早く交換する必要があるでしょう。

また、5mm以下でない場合にも交換をすすめられることがあります。次の車検まで期間があいてしまう場合や、日々の走行距離が長い場合には、交換を検討してもよいでしょう。

2-2. ブレーキ音に異常がみられる場合や警告灯が点灯している場合

多くの車には、ブレーキパッドの交換を知らせるための機能が用意されています。一般的に取り入れられているのが機械式のもので、ブレーキパッドが薄くなるとウェアインジケーターとよばれる部品がブレーキローターにあたり異音が出るようになっています。

ほかにも電子式のものの場合には、ブレーキパッドに埋めこまれた電線が切れることにより、警報が点灯するものもあります。ウェアインジゲーターがついていない場合は、あとから追加で取り付けることもできるので、検討してみるとよいでしょう。

これら以外にもブレーキをかけたときに「ジャリジャリ」という音や「ガラガラ」といった異音がする際は、なにかしらのトラブルが起きている可能性があるので早急に対処しましょう。

2-3. 走行距離が34Kmに達した場合

ブレーキパッドの消耗は、自動車の走行距離とも深く関わりあっています。一般的には3〜4万kmが交換の目安といわれているので、参考にしてみるとよいでしょう。またミッション車よりはオートマ車、軽自動車よりもミニバンなどの重量のある車の方が寿命も短くなります。

3.ブレーキパッドの交換にかかる費用とその選び方

ブレーキパッドの交換は、国によって定められた認証・指定工場で行う必要があります。事前にいくつか見積もりをとったり話を聞いたりするなどして、信頼できるところにお願いしましょう。

31. 費用

ブレーキパッドの交換費用は、大きくわけてブレーキパッド本体の価格と交換工賃のふたつから成り立っています。ブレーキパッド本体の価格は車の車種やブレーキパッドの性能によって異なりますが、輸入車の場合1セット10,000円~50,000円程度程度が相場となります。社外品を選ぶと比較的安く抑えられるので、一度相談してみるとよいでしょう。

一方で交換工賃の相場は、6,000円から10,000円程度となっています。タイヤ交換やほかの部品の取り替えとあわせて依頼することで、通常の金額より安くお願いできることもあります。ディーラーに依頼すると比較的費用がかさむことが多いため、予算が少ないという場合にはカー用品店や整備工場に依頼するのがおすすめです。

3-2. 選び方

一般道や高速での利用などを前提とした場合の走行には、ノンアスベストでできたブレーキパッドがおすすめです。長持ちしやすく、耐久性にも優れています。ホイール周りをきれいに保ちたいという場合には、低ダストタイプのものがおすすめです。

また、車好きの方でサーキットで走ることを目的としている方は、より速い走行時にブレーキがききやすいメタリック素材のものを選ぶとよいでしょう。車種や目的に応じて自分の車にあったブレーキパッドを選びましょう。

4.まとめ

今回は車の安全に大きく関わるブレーキパッドについてご紹介しました。交換の目安をこまめに確認したり、定期点検をしっかり行ったりすることが非常に大切です。

埼玉県蓮田市にあります「株式会社MEMBERS FACTORY」は、運輸局が認めた自社整備工場を完備しています。低価格・高品質をモットーにブレーキパッドの交換はもちろん、整備やカスタマイズなどを行っております。国産車はもちろんBMWやベンツなどの輸入車の整備も得意としておりますので、ぜひ一度お気軽にご相談ください。