オイルSERVICES

オイル交換の際には、お車の規格に合ったエンジンオイルの選択が 重要になります。

それまでは粘度(柔らかさ)を守っていればそれで良いとされてきましたが、タイミングチェーン方式のエンジンが主流になるにつれ、タイミングチェーン摩耗防止性能などの基準が新たに設定されるなど、自動車の進化とともにエンジンオイルに求められる性能も進化しています。

また、一部で問題となっているダウンサイジング直噴ターボエンジンなどで発生するLSPI(ロー・スピード・プレ・イグニッション)を防ぐ性能なども、新たな基準が設けられています。

LSPIは簡単に言ってしまえばノッキング、と言えば何となくイメージし易いと思います。ガソリンなどの石油から取り出せているエネルギーは、30%にも満たないといった研究結果は数十年前から言われてきました。

化石燃料の枯渇などの対策として、効率よくエネルギーを取り出せるエンジン設計が求められ、その結果直噴化や高圧縮化などの技術が進化したものの、それらが仇となってオイルを燃焼させてしまい、燃焼室周辺にスラッジを堆積させ、高温になるにつれ燃焼が始まり本来の点火タイミングより早く燃焼し、ノッキングを発生させてしまうという問題を抱えており、エンジン設計の段階で、オイルメーカーと共に開発をしているために先の規格の他に認証という基準を設けている場合がほとんどです。

SL/GF-3